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標準治療

悪性神経膠腫(グリオーマ)、とくに膠芽腫については初発時に行う「標準治療」は確立しています。

具体的には、

  1. 手術で症状を悪化させない範囲でできる限り腫瘍を摘出した後、
  2. 摘出した周囲に残っている腫瘍に対して局所に60Gyという量の放射線を1日1回2Gy、計30回照射します。
  3. その際テモダール(経口の抗がん剤)を用いた化学療法を同時に行います。放射線照射を行っている期間(6週間)に、テモダール(体表面積あたり75mg)を毎日、42日間内服します。(身長160cm体重60kgの場合、テモダール120mgを毎日内服します。)
  4. 放射線治療が終了した後4週間の休薬期間を設けたのち、維持療法を行います。

最初は体表面積あたり150mgの量のテモダールを1日1回5日間連続して内服し、その後23日間休薬します。この28日間を1クールとし、血液検査等で副作用がなければ、2クール目からは体表面積あたり200mgに量を増やして、以後は28日周期でテモダール内服を継続していきます。

当科では患者に合った細かな投与計画を実施しています。詳しくは外来にてお尋ねください。

標準治療の流れ

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