感染症はいまなお人類の公衆衛生上の脅威であり、2000年以降だけでもSARSやエボラ、そして新型コロナウイルス感染症などが大きな話題となりました。私はこれまで医師・研究者・行政官などさまざまな立場に身を置き、感染症の諸問題に立ち向かってきました。たとえば西アフリカでエボラが大流行したとき、道端に遺体がころがり、医者がつぎつぎと国外へ逃げ出し、ほとんどの公共サービスが停止する中、私はWHOコンサルタントとして“そこ”にいました。2020年からは政府の新型コロナ対策分科会の参考人やクラスター班の参与も務めています。
そんな中で、医学者としては臨床医学・実地疫学・数理生物学・進化学・分子生物学と多岐にわたる研究を展開してきました。本セミナーでは、その内容を紹介したいと思います。
社会ウイルス学が解き明かす麻疹ウイルス神経病原性獲得メカニズム
学友会セミナー
開催情報
開催日時 | 2023年2月3日(金)10:30~11:30 |
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開催場所 | 1号館講堂 |
講師 | 古瀬 祐気 |
所属・職名 | 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科・教授 |
国名 | JAPAN |
演題 | ウイルス感染症を細胞レベルから世界レベルまで考える |
使用言語 | JAPAN |
世話人 | 主たる世話人:河岡 義裕(ウイルス感染部門) 世話人:川口 寧(ウイルス病態制御分野) |