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橋渡し研究支援拠点特別講演会「がん幹細胞標的ペプチドワクチン療法の基礎研究と臨床試験」

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橋渡し研究支援拠点特別講演会

開催日時:平成25年9月 17日 (火) 17:00 ~ 18:00
開催場所:病院A棟8階 北会議室

「がん幹細胞標的ペプチドワクチン療法の基礎研究と臨床試験」
鳥越俊彦、佐藤昇志(札幌医大医学部病理学第一講座)
水口 徹、平田公一(札幌医大医学部外科学第一講座)

我々は過去20年以上にわたってヒトがん抗原の同定とそれに対する免疫応答の分子機構を解明し、免疫原性の高いヒトがん抗原とそのT細胞エピトープを多数同定してきた。さらにこれらをがん治療ワクチンへ応用し、これまで進行消化器がん・肺がん・ 乳がん・口腔がん・膀胱がん・肉腫等を対象としたペプチドワクチン療法の 自主臨床研究を実施。安全性と臨床効果を確認してきた。一方、我々は1980年代から幹細胞様形質をもつ高悪性度がん細胞の抗原解析も行っており、世界に先駆けてがん幹細胞特異抗原とそのT細胞エピトープの同定にも成功した。本セミナーでは、前半にこれまでのがん幹細胞抗原探索研究の成果を紹介し(鳥越)、後半にペプチドワクチン臨床試験について、特に進行消化器がんを対象に実施した医師主導治験(第1相試験)の成果を報告する(水口)。東大医科研病院と共同で10月から開始する予定の進行膵臓がんを対象とした第2相試験の概要についても紹介したい。

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