スフィンゴシン1-リン酸の細胞内での生成と動態―新規キナーゼの同定とホスファターゼのトポロジー
学友会セミナー
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2002年開催 学友会セミナー

開催日時: | 2002年1月21日(月)17:30 ~ 18:30 |
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開催場所: | 東京大学医科学研究所 アムジェンホール大会議室 |
講 師: | 五十嵐 靖之博士 |
所 属: | 北海道大学大学院薬学研究科・生体機能化学分野 |
演 題: | スフィンゴシン1-リン酸の細胞内での生成と動態―新規キナーゼの同定とホスファターゼのトポロジー |
概 要: | 細胞膜を構成する脂質の一つ、スフィンゴリン脂質はスフィンゴミエリン→セラミド→スフィンゴシン→スフィンゴシン1-リン酸といった反応を経ることによって、シグナル伝達脂質としての機能を担っています。特にスフィンゴシン1-リン酸は、細胞外リガンドとしてEdgファミリー受容体に作用するだけでなく、細胞内におけるセカンドメッセンジャーとしても注目を集めている興味深い脂溶性分子です。五十嵐靖之先生はスフィンゴシンキナーゼ、ホスファターゼによるスフィンゴシン1-リン酸の産生経路を中心に、スフィンゴ脂質研究の先駆者として世界をリードされています。酵母遺伝学から細胞生物学までの幅広い手法を駆使した近年の成果から、スフィンゴ脂質のホメオスタシスの制御機構に関してお話していただける予定です。 |
世 話 人: | 山本 雅 竹縄 忠臣 |
