ヒトを対象とした先端医科学研究をめぐる社会的諸問題の検討
学友会セミナー
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2006年開催 学友会セミナー
開催日時: | 平成18年2月1日(水) 17:00~18:00 |
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開催場所: | 医科学研究所附属病院8F北会議室 |
講 師: | 武藤香織 |
所 属: | 信州大学医学部保健学科社会学研究室 |
演 題: | ヒトを対象とした先端医科学研究をめぐる社会的諸問題の検討 |
概 要: | 今日のゲノム解析研究においては、1) 長期的な倫理的法的社会的課題(ELSI)への対応と予測、2) 継続的な倫理審査とモニタリングのシステム、3) 検体提供者を中心とした市民とのコミュニケーションなど、医科学と社会との接点におけるマネジメント体制の強化が求められている。しかし、研究者の努力のみではなく、科学研究政策全体の見直しや市民・当事者団体を巻き込んだ議論が必要である。そこで、主に当事者団体の立場から検討を要する論点を提示したい。具体的には、研究を牽引する当事者団体の期待と困惑、ベネフィット・シェアリング、ゲノム研究に対する一般市民の意識調査の結果について報告したい |
世 話 人: | ○ゲノムシークエンス解析分野 中村 祐輔 DNA情報解析分野 宮野 悟 |