GPT や Claude などの大規模言語モデルの進展により、医療AIは医学知識の活用、臨床・研究ワークフロー支援、大規模治験マッチングなど、さまざまな領域で急速に発展している。一方で、病理画像、空間生物学、長期的な電子カルテデータといった Precision Health の中核領域に踏み込むと、汎用モデルでは扱いきれない深刻な課題が残されている。
本講演では、Microsoft Research での研究を通して、(1) 医学言語領域におけるドメイン特化基盤モデルから frontier model への発展、(2) multimodal および longitudinal な医療データにおける現在の課題、(3) ギガピクセル病理画像モデル GigaPath (Nature 2024)、空間プロテオミクスモデル GigaTIME (Cell 2025)、3億人規模の長期電子カルテを用いた EPIC Curiosity などの研究事例を紹介する。
あわせて、米国におけるビッグテック研究機関と大規模ヘルスシステムの長期的な共同研究のあり方、そして日本がこの領域でどのような立ち位置を取りうるかについても議論したい。
Precision Health に向けたドメイン特化基盤モデル研究:医学言語モデル からマルチモーダル・縦断患者モデルへ
学友会セミナー
開催情報
| 開催日時 | 2026年6月4日(木) 14:00-15:00 |
|---|---|
| 開催場所 | 総合研究棟8階マルチメディアセミナー室 |
| 講師 | 臼山 直人 |
| 所属・職名 | Microsoft Research・Principal Researcher |
| 国名 | 米国 |
| 演題 | Precision Health に向けたドメイン特化基盤モデル研究:医学言語モデル からマルチモーダル・縦断患者モデルへ |
| 世話人 | ◎井元 清哉(健康医療インテリジェンス分野) 〇熊坂 夏彦(デジタル・ゲノミクス分野) |
