IL-4 and IL-21 are essential for IgG production
学友会セミナー
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2002年開催 学友会セミナー

開催日時: | 2002年6月19日(水)15:00 ~ 16:00 |
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開催場所: | 東京大学医科学研究所 アムジェンホール大会議室 |
講 師: | 尾崎 勝俊 博士 |
所 属: | Visiting Fellow in Dr. Warren J. Leonard's Lab., NIH, USA |
演 題: | IL-4 and IL-21 are essential for IgG production |
概 要: | IL-21はT細胞、B細胞、NK細胞に作用するサイトカインである。IL-21受容体は、IL-2、IL-4、 IL-7、 IL-9、IL-15と共にcommon gamma 鎖を共有する。X-linked severe combined immunodeficiency (XSCID)はcommon gamma 鎖の変異によって生ずる疾患であるが、T細胞、NK細胞の欠損に加えて、B細胞の機能不全を呈する。 尾崎勝俊 博士らはIL-21受容体欠損マウスを作成し、更にIL-4欠損マウスと交配させることによって、全てのサブクラスの免疫グロブリンの産生が低下していることを見いだした。このことは、XSCIDにおけるB細胞の機能不全がIL-4とIL-21の細胞内情報伝達の欠如によることを示唆している。今回は米国から一時帰国しておられる尾崎博士にお願いして、IL-21に関する最新の知見を講演していただく予定ですので、皆様の積極的なご参加をお待ちしております。 |
世 話 人: | 高津 聖志 野阪 哲哉 |
