HTLV-1感染の新しいモデル動物の作製に向けて-Rexと細胞因子の解析から
学友会セミナー
学友会セミナー
2001年開催 学友会セミナー

開催日時: | 2001年3月26日(月)16:00 ~ 17:00 |
---|---|
開催場所: | 東京大学医科学研究所 一号館二階会議室 |
講 師: | 志田 壽利 教授 |
所 属: | 北海道大学遺伝子病制御研究所 |
演 題: | HTLV-1感染の新しいモデル動物の作製に向けて-Rexと細胞因子の解析から |
概 要: | HTLV-1の疾病の詳細な研究には小型モデル動物が必要である。ラットにはHTLV-1が感染できるが、増殖効率が悪い。HTLV-1の宿主域が狭いのは、ウイルス増殖を支持する細胞側因子の存在と相関する。従って、ヒトの細胞因子を同定し、トランスジェニック動物を作成するならばよい感染動物実験系になる。HTLV-1のRexは、ウイルスmRNAの核から細胞質への輸送を司る調節因子である。本セミナーでは、Rexの細胞因子としてのヒトおよびラットCRM1の研究結果と、HTLV-1の感染モデル動物作製についてお話しする。 |
世 話 人: | 岩倉洋一郎 河岡 義裕 |
