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国内外における遺伝子改変マウスバンクの動向とこれらマウスへの生殖工学の応用

学友会セミナー

学友会セミナー:2008年10月08日

開催日時: 2008年10月08日 16:00 ~ 17:00
開催場所: 2号館大講義室
講師: 中潟 直己 教授
所属: 熊本大学生命資源研究・支援センター
動物資源開発研究部門(CARD)・資源開発分野
演題: 国内外における遺伝子改変マウスバンクの動向とこれらマウスへの生殖工学の応用
概要:

近年、遺伝子の機能解析およびそれに関連した研究開発が、国家プロジェクトとして世界中で盛んに行われている。その中で重要な役割を果たしているのが遺伝子改変マウスであり、今後、その数は、爆発的な勢いで増えることが予想され、最近、これらマウスの系統保存と輸送が、世界中の実験動物施設においてきわめて深刻な問題になっている。今後のライフサイエンスの進展にとって、バイオリソースとしての遺伝子改変マウスは、まさに知的基盤の根幹を成すものと言っても過言でなく、その作製、収集、保存、供給を行うマウスバンクが世界中で設立されている。本講演では、遺伝子改変マウスバンクの国内外の動向、私たちセンター(CARD)の様々な取り組み、さらに、これらマウスの作製・保存・輸送への生殖工学の応用について述べたい。

世話人: ○吉田進昭、 岩倉洋一郎