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バイオバンク・ジャパン(BBJ)参加者のプロファイル~統合臨床データベースと追跡調査

学友会セミナー

学友会セミナー:2017年01月24日

開催日時: 2017年01月24日 15:00 ~ 17:00
開催場所: 総合研究棟8階大セミナー室 (1階入口で、75615, 75617 or 75618内線電話を下さい )
講師: 永井 亜貴子



所属: 東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター
公共政策研究分野・特任研究員
演題: バイオバンク・ジャパン(BBJ)参加者のプロファイル~統合臨床データベースと追跡調査
概要:

バイオバンク・ジャパン(BBJ)は、個別化医療の実現のための基盤整備を目的として、2003年より構築が開始され、2007年度までに全国の12医療機関66病院の協力を得て、47疾患、約20万人の患者から臨床情報、DNA、血清を収集してきた。本発表では、BBJの概要と、統合臨床データベースと追跡調査から得られたデータをもとに約20万人の参加者の特徴について分析した結果を報告する。
 また、BBJでは、協力医療機関を1年以上非来院の参加者について、法律に基づいて住民票の写しの第三者交付申請を行い、2014年度までに延べ約14万人の情報を取得している。他方、近年、個人情報の不正利用等の抑止や防止などを目的とする「住民票の写し等の第三者交付に係る本人通知制度」を導入している市町村が見受けられるが、その実態や学術活動への適用は明らかではない。本発表では、本人通知制度に関する全国調査の結果と、BBJの追跡調査への影響についても報告する。

世話人: ○宮野 悟 (DNA情報解析分野)
 武藤 香織(公共政策研究分野)