開催日時: |
2013年02月28日 14:30-19:00 |
開催場所: |
1号館講堂 |
講師: |
1.山川 彰夫 Akio Yamakawa (M.D., Ph.D.)
2.中野 浩史 Hirofumi Nakano(PhD.)
3.ホセ マヌエル マルチネス カアベイロ
Jose Manuel Martinez Caaveiro ( PhD.)
4.児玉 龍彦 Tatsuhiko Kodama (M.D.,Ph. D.)
5.岩坪 威 Takeshi Iwatsubo(M.D., Ph.D.)
6.間野 博行 Hiroyuki Mano (MD., PhD.)
7.東條 有伸 Arinobu Tojo (M.D., Ph.D.) |
所属: |
1.医科学研究所 学術アドバイザー長、 特任教授
2.創薬オープンイノベーションセンター 特任講師
3.医科学研究所 疾患プロテオミクスラボラトリー 特任研究員
4.先端科学技術研究センター 教授
アイソトープ総合センター長
5.大学院医学系研究科 基礎神経医学講座 教授
6.自治医科大学 医学部 ゲノム機能研究部 教授
7.医科学研究所附属病院 血液腫瘍内科 教授、副院長 |
演題: |
第6回疾患医科学ミニシンポジウム"疾患の分子標的治療"~基礎研究、創薬探索、トランスレーショナル・リサーチから治療現場まで~
Molecular Targets and Targeted Therapy~From basic research, through drug discovery and translational research, towards real bedside treatments~GCOE特別セミナー(医科学教育セミナー)(held in Japanese (partly in English)) |
概要: |
【プログラム】 (事前参加登録不要)
第一部
座長: 柴﨑芳一 東京大学先端科学技術研究センター 教授
「はじめに -分子標的の研究・創薬・開発」
山川彰夫 (世話人幹事)
「分子標的薬が疾患治療にもたらした変革 -慢性骨髄性白血病を例として」東條有伸 東京大学医科学研究所附属病院 血液腫瘍内科 教授、副院長
「選択的PIMキナーゼ阻害薬の設計と合成」(仮題)
中野浩史 東京大学創薬オープンイノベーションセンター 特任講師
「結晶構造から動くタンパク質を予測する ~IT創薬 の現場から~」
児玉龍彦 東京大学先端科学技術研究センター 教授、アイソトープ総合センター長
第二部
座長: 北村俊雄 東京大学医科学研究所細胞療法分野 教授
「Thermodynamic Tools in the Early Stages of Drug Discovery」
Jose Manuel Martinez Caaveiro 東京大学医科学研究所疾患プロテオミクス・ラボラトリー 特任研究員 (held in English)
「肺がん原因遺伝子EML4-ALKがもたらした治療革新」
間野博行 自治医科大学医学部ゲノム機能研究部 教授、(兼)東京大学医学部 特任教授
「アルツハイマー病:分子病態から疾患修飾療法の実現へ」
岩坪威 東京大学大学院医学系研究科 基礎神経医学講座 教授
「おわりに ~グローバル医療と東大医科研・先端研の役割~」(仮題)
山川彰夫 東京大学医科学研究所 特任教授、学術アドバイザー長
ファシリテーター・司会: 山川彰夫
[世話人: 山川彰夫、津本浩平(疾患プロテオミクス・ラボラトリー)]
(プログラムの順序・演題に変更が生じる場合があります。ご了承下さい。)
【概要】
東京大学医科学研究所&先端科学技術研究センターのグローバルCOE プログラム(GCOE)では、先端医療開発を目指した優れた研究拠点の創出と同時に、グローバルな医療課題に取り組む広い視野を持った「人財」を育成する事を、ミッションの2つの柱としています。
医科学研究所に学ぶ大学院生の多くは医師(MD)ではなく、学部時代のライフサイエンス教育と大学院における専門性の高い教育課程との間にギャップが生じる可能性が指摘されています。欧米でもTranslational Researchや医学研究に関わる非MDの学生・若手研究者に対する疾患の基礎知識教育などを目的とした医学教育プログラムの開発が行われています。また、医学領域における極度の専門化の進展から、自分の専門以外の疾患について基礎から応用・臨床までの先端的知識を常に持ち続けることは困難であるのが正直なところでしょう。これらの課題の解決と領域を超えた研究者間の協働を更に促進する目的で、「一回に一つの疾患や治療法にフォーカスし、基礎医学から応用、診断・治療などの専門家から、[非MDのライフ系院生・ 研究者や専門科外の医師・医療スタッフ・研究者にも理解できる事を念頭に置き]現状から最先端のコンパクトなレビューをする」形式の 「疾患医科学ミニシンポジウム・シリーズ」を3年前から開始いたしました。質疑・討議では、フロアとの間・専門家間のdiscussionから、将来の研究の方向性が見えてくるようなことも期待されます。
今回のシリーズ第6回目は、今年度最終年度のGCOEプログラム支援としては最終回になりますが、『疾患分子標的と治療 ~基礎研究、創薬探索、薬剤開発から治療現場まで~』と題して、分子標的治療の基礎・創薬探索からTranslational Research・臨床にテーマを絞ったミニシンポジウムを開催します。 東大医科学研究所と附属病院、東大先端科学技術研究センター、東京大学本郷、自治医科大学で、研究と先端診療に関わって居る日本の第一人者の講師陣を迎えて、このミニシンポジウムを企画しました。最初と最後に、世話人・ファシリテーターより企画の狙い・まとめなどをお話しする予定です。
以上の講師陣から専門領域のレビューと最新の成果についてもご講演いただき、今後のがんと認知症を中心とした疾患の分子標的治療に向けた研究開発への課題やローカルとグローバルな展望に関しても、フロアとの間に質疑や討議をできればと思っております。学内・学外の皆様も、是非知的刺激とリフレッシュのためにもこのセミナーの「場」にお越し下さることをお願い致します。
事前登録不要・参加料無料の公開企画ですので、このセミナーに興味を持たれる学内・学外のたくさんの皆さんの御来聴とご参加を歓迎致します。
Poster:
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/events/others/2176.pdf
(文責:世話人幹事 山川彰夫)
お問い合わせ先: 東京大学医科学研究所GCOE推進室 TEL:03-6409-2028
Email:gcoe@ims.u-tokyo.ac.jp 、世話人幹事 山川 (a2yamaka@ims.u-tokyo.ac.jp) |
世話人: |
○山川 彰夫(学術アドバイザー長、特任教授)
津本浩平(疾患プロテオミクスラボラトリー、教授) |