ライブで視るB細胞免疫応答-Visualizing the dynamics of humoral immune responses-GCOE特別セミナー(医科学教育セミナー)
学友会セミナー
学友会セミナー:2012年02月21日
開催日時: | 2012年02月21日 17:00-18:00 |
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開催場所: | 2号館2階大会議室 |
講師: | 鈴木 一博 |
所属: | 大阪大学免疫学フロンティア研究センター |
演題: | "ライブで視るB細胞免疫応答-Visualizing the dynamics of humoral immune responses-"GCOE特別セミナー(医科学教育セミナー)
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概要: | 多光子励起蛍光顕微鏡を用いた生体イメージングの技術が免疫学研究に導入されて以来,免疫応答の様々な局面をライブで視ることが可能になった.特に液性免疫応答に関しては,B細胞の初期活性化から胚中心の形成に至るまでのステップが次々と可視化されている.我々はB細胞の初期活性化の場として濾胞樹状細胞(follicular dendritic cell; FDC)に注目し,B細胞がFDC上で抗原を認識,獲得する瞬間をリアルタイムで捉えることに成功した(J. Exp. Med. 2009).さらに,胚中心B細胞 の位置決めにおいてスフィンゴシン1リン酸受容体S1P2が重要な役割を果たしていることを明らかにしている(Nat. Immunol. 2011).今回は,これらの多光子励起蛍光顕微鏡によるライブ観察から得られた知見をもとに,液性免疫応答におけるB細胞の動態について考察する.
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世話人: | ○三宅健介 (感染遺伝学分野)
清野 宏 (炎症免疫学分野) |