癌幹細胞の性質を決定づける分子機構の解析 -Analysis of molecular mechanisms determining thecharacteristics of cancer stem cellsGCOE特別セミナー(医科学教育セミナー)
学友会セミナー:2011年08月05日
開催日時: | 2011年08月05日 13:00-14:00 |
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開催場所: | 2号館大講義室 |
講師: | 佐谷 秀行 |
所属: | 慶應義塾大学医学部先端医科学研究所遺伝子制御研究部門 |
演題: | "癌幹細胞の性質を決定づける分子機構の解析 -Analysis of molecular mechanisms determining thecharacteristics of cancer stem cells"GCOE特別セミナー(医科学教育セミナー) |
概要: | 近年、癌組織は自己複製能を持ち半永久的に子孫細胞を作り続けることのできる細胞(癌幹細胞)と、最終的には増殖能を失う大多数の細胞(非癌幹細胞)の二群から構成されていることが明らかになりつつある。癌幹細胞は、抗癌剤や放射線治療に抵抗性を示し、それを破壊することが癌の根治を目指すためには必須である。本セミナーで誘導型癌幹細胞(iCSC)を用いた癌幹細胞の性状解析と、癌幹細胞のマーカーとして注目されているCD44の新しい機能について解説し、癌幹細胞の治療抵抗性の分子機構について述べてみたい。そして今後どのように治療戦略のパラダイムが変化するかについて討論したい。
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世話人: | ○宮本悦子 (インタラクトーム医科学社会連携研究部門)
宮野 悟 (DNA情報解析分野) |