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キャリアパス支援「第5回 白金キャリアプラットフォーム(会社・団体紹介シリーズ)」 "GCOE特別セミナー(キャリアパス支援セミナー)"

学友会セミナー

学友会セミナー:2011年03月03日

開催日時: 2011年03月03日 15:00-17:00
開催場所: 医科学研究所 1号館 講堂
講師: 井上直樹 東京大学医科学研究所 研究協力担当 教授
桐生 茂 東京大学医科学研究所付属病院 放射線科 科長・准教授
内藏啓幸 東芝メディカルシステムズ株式会社 常務、統括技師長、研究開発センター長

ファシリテーター: 三浦有紀子 東京大学男女共同参画室
所属: 上記記載
演題: キャリアパス支援「第5回 白金キャリアプラットフォーム(会社・団体紹介シリーズ)」 "GCOE特別セミナー(キャリアパス支援セミナー)"
概要:

【演題および講師】
1. ショートレクチャー
  「日本の科学技術政策と第4期科学技術基本計画策定」
   井上直樹 東京大学医科学研究所 研究協力担当 教授

2. ショートレクチャー
 「生体イメージングの臨床応用の現状」
  桐生 茂 東京大学医科学研究所付属病院 放射線科 科長・准教授

3. 「東芝メディカルシステムズ(株)における医用機器・診断機器研究開発
  戦略と日本のアカデミアに望むもの(仮題)」
  内藏啓幸 東芝メディカルシステムズ株式会社
         常務、統括技師長、研究開発センター長

質疑・応答、総合討議
  ファシリテーター: 三浦有紀子 東京大学男女共同参画室
 
【概要】
東京大学医科学研究所&先端科学技術研究センターのグローバルCOE プログラム(GCOE)では、ミッションの一つであるグローバルな医療課題 に対して取り組むことのできる世界的な広い視野を持った多様な「人財」育成の一環として、キャリアパス支援セミナー「白金キャリアプラットフォー ム:(会社・団体紹介シリーズ)」を開催しています。

 今回の第5回では、東芝メディカルシステムズ株式会社の常務、統括技師長、研究開発センター長の内藏啓幸氏より、東芝メディカルシステムズの医用機器・検査機器・医療情報システムの研究開発方針のご紹介をしていただき、日本のアカデミア・医療界および学生・若手に期待する事についてのメッセージも含めたご講演をお願いしています。東芝メディカルシステムズグループは、ホームページによると会社の方針について次にように紹介されています。
 『「Made for Life」を経営スローガンとして、世界の医療に貢献すべく、「医用機器(診断用X線装置、医用X線CT装置磁気共鳴画像診断装置、超音波画像診断装置、放射線治療装置、診断用核医学装置、医用検体検査機器、医療機関向け情報システムなど)の製造、販売、技術サービス」を現在の業務内容とし、MRI、CT、エコーなどの医用機器の「ものづくり」とそれをベースとした「ソフトウェアシステム」などの様々な高付加価値ソリューションを世に送り出し、国内ではトップ企業として、さらに世界135ヶ国以上でグローバルに事業を展開しています。これからも当社は医療のフィールドにおいて様々なイノベーションの波を起こしていきます。世界中の人々が健康に暮らせるよう、最先端の医療システムを広くグローバルに普及させていくことを強い使命とし、事業を推進します。』
 MRIやCTなど診断系の医用機器メーカーというイメージの他にも、治療機器や医療検体検査機器、検診・情報システム開発などにも取り組んでおり、これら多様な事業についてもお話しいただけると期待しております。

 また、キャリアパスに関する基礎的なリテラシーに資する内容のショートレクチャーとして、今回は日本の科学技術政策、特に現在策定の最終過程に入っている第4期科学技術基本計画について東京大学医科学研究所の研究協力担当 井上直樹教授に講演をお願いしました。文部科学省科学技術政策局企画室長、工業技術院管理システム規格課長、理研感染症研究ネットワーク支援センター副センター長等を歴任され、2年前より医科学研究所にて研究協力担当としてご活躍されています。
 もう一つ、「生体イメージングの臨床応用の現状」について本所附属病院放射線科科長の桐生茂先生からお話し頂きます。MRI、CT、超音波診断などに代表される生体イメージングの進歩は、脳血管障害から癌診断まで幅広く実施臨床に応用されており、その現状・課題について実際の臨床画像を併せてご発表があります。昨今議論のある「がん検診の功罪」についても低線量へのシフトや最近発表された大規模臨床試験の結果と併せてご議論いただく予定です。 本セミナーは、キャリアデベロップメントを目的としていますが、キャリアデベロップメントとしては経済学のような「マクロ」・「ミクロ」の他個人と家族レベルの「パーソナル」を加えた3つのレベルと時間軸における「キャリア・ライフ・ステージ」を考慮した分析と戦略が必要であるという立場から企画内容を構成しています。

 この白金キャンパスの「新しいプラットフォーム」は、”Filling the Gaps among different Communities”のキーワードの元、学生・若手にとってのキャリアパス支援とシニアの研究者・医療従事者と会社・団体の間の相互のインターラクションの「場」を提供し、ライフイノベーションの推進の為のステップボードとなる事も意図しております。 白金キャンパスの学生・若手をはじめとする研究者・医師・医療スタッフの他にも、東大他部局や学外のアカデミア・産業界・行政・メディア、その他のご所属の学生および社会人の多様な方々のご参加を歓迎いたします。

 なお、東芝メディカルシステムズ株式会社に関する詳細は下記ホームページをご参照ください。
http://www.toshiba-medical.co.jp/tmd/index.html
 
第4期科学技術基本計画及び日本の科学技術政策に関しては、以下のいくつかのサイトから情報を取る事が出来ます。
内閣府総合科学技術会議 http://www8.cao.go.jp/cstp/
文部科学省基本計画特別委員会(第4期科学技術基本計画) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu13/
JST サイエンスポータル http://scienceportal.jp/

(文責:世話人 経営戦略室長・GCOE推進委員 山川彰夫)

世話人: 山川彰夫 経営戦略室長・GCOE推進委員