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がんペプチドワクチン療法:現状と展望、そしてアメリカの動向GCOE特別セミナー(医科学教育セミナー)

学友会セミナー

学友会セミナー:2009年12月28日

開催日時: 2009年12月28日 16:30-17:30
開催場所: 1号館講堂
講師: 中村 祐輔
所属: 東京大学医科学研究所
演題: "がんペプチドワクチン療法:現状と展望、そしてアメリカの動向"GCOE特別セミナー(医科学教育セミナー)
-Peptide Vaccine Therapy for Cancer-
概要:

がんの治療法では、外科療法、化学療法、放射線療法がエビデンスに基づく治療法として確立されています。免疫療法への期待は高かったものの、そのエビデンスが必ずしも十分でない状況が長く続いていましたが、ようやく、これら3つの治療法に続く第4の治療法として認識されつつあります。アメリカでは、2009年9月17日に医薬食品局(FDA)が製薬企業向けの「がん治療用ワクチンのための臨床的考察(Clinical Considerations for Therapeutic Cancer Vaccines)」というガイダンス案を公表しました。これはがんワクチンを治療薬として承認する際に満たすべき要件などに関して、企業から意見を求めるためのたたき台となります。今回は、われわれが全国で行っているがんペプチドワクチン療法臨床研究の進捗とそこから考えられる将来への展望について紹介します。患者さんやご家族のご参加も歓迎致します。

世話人: ○清木元治  腫瘍細胞社会学分野
古川洋一  臨床ゲノム腫瘍学分野