GCOE特別セミナー(医科学教育セミナー)”染色体分配の方向性を決める分子機構”-A molecular mechanism to determine the chromosome orientation
学友会セミナー:2009年07月15日
開催日時: | 2009年07月15日 18:00-19:00 |
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開催場所: | 1号館2階会議室 |
講師: | 渡邊嘉典-Yoshinori Watanabe |
所属: | 東京大学分子細胞生物学研究所 染色体動態研究分野-University of Tokyo, Institute of Molecular and Cellular Biosciences |
演題: | GCOE特別セミナー(医科学教育セミナー)”染色体分配の方向性を決める分子機構”-A molecular mechanism to determine the chromosome orientation |
概要: | 体細胞分裂過程では、ゲノム情報を担う染色体は、複製とそれに続く均等分裂によって正確に娘細胞へ受け継がれていく。この過程に間違いが起きると、細胞はアポトーシスにより死滅するか、あるいは癌化して個体の生命を脅かすことになる。一方、次の世代を生み出す生殖細胞では、減数分裂という特殊な染色体分配によって、一組の染色体の組み合わせをもつ半数体の配偶子(卵および精子)が形成される。ダウン症候群および早期流産の多くが、この減数分裂の染色体分配異常に起因する。このように、染色体分配の制御は、基礎生命科学の大問題であるとともに、医学的にも重要な側面をもつ。
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世話人: | 大杉 美穂 (癌細胞シグナル)
山梨 裕司 (腫瘍抑制) |