Virology of HIV-1 Elite Controller
学友会セミナー
学友会セミナー:2009年06月04日
| 開催日時: | 2009年06月04日 17:00~ |
|---|---|
| 開催場所: | 1号館2階会議室 |
| 講師: | 三浦 聡之 |
| 所属: | 感染症国際研究センター・感染制御部門 |
| 演題: | Virology of HIV-1 Elite Controller |
| 概要: | Human Immunodeficiency Virus type I (HIV-1) が後天性免疫不全症候群の原因ウイルスとして同定されてから25年以上経過した。しかしながら、未だ有効なワクチン開発の目処が立っていない。一方で、HIV-1感染を、薬剤の投与を必要とせず、自らコントロールし、血漿中ウイルス量を検出限界以下に抑えることができる患者群があり、「Elite Controller」(EC)と呼ばれている。ECの多くは、HLA-B27/B57 有しており、HLA拘束性細胞傷害性T細胞(CTL)が、そのウイルス複製コントロールに強く関与していると考えられている。本研究者は、ECの血漿中HIV-1全構造遺伝子をRT-PCR増幅を試み、その構造遺伝子の機能を解析してきた。HIV感染症では、CTLからのエスケープ変異がほとんど普遍的に起こるが、ECではGagタンパクを標的とするCTLからのエスケープ変異が、ウイルス複製能を減弱させることを示した。また、HLAのタイプに関わらず、ECから得られるエンベロープタンパクの機能は減弱しており、弱毒株の伝播もこの厳格なウイルス量コントロールに寄与している可能性を示した。 |
| 世話人: | 岩本愛吉(○)、森本幾夫 |
