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藤堂具紀教授、第21回(2023年度)高峰記念第一三共賞を受賞

2023年6月15日

先端医療研究センター先端がん治療分野の藤堂具紀教授が「遺伝子組換えウイルスを用いたがんのウイルス療法の開発研究」において、第21回(2023年度)高峰記念第一三共賞を受賞しました。

藤堂教授は、三重変異を導入した第三世代がん治療用ヘルペスウイルスG47Δによる画期的なウイルス療法を開発し、この技術を用いた膠芽腫を対象とした治験で優れた成績を上げ、日本初のウイルス療法薬として製造販売承認(条件及び期限付)を取得しました。さらに近年では、G47Δにさまざまな機能を付加した新規がん治療用ウイルスを次々に開発しており、新しいがん治療法として注目を浴びています。これらが受賞理由として評価されました。

高峰記念第一三共賞は、生命科学特に疾病の予防と治療に関する諸分野の基礎的研究並びに臨床への応用的研究の進歩発展に顕著な功績をあげ、現在、活発な研究活動を行っており、今後の一層の活躍が期待できる研究者に対する褒賞事業です。詳細は、下記のURLをご覧ください。
https://www.ds-fdn.or.jp/index.html