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西村栄美教授、2021年度持田記念学術賞を受賞

2021年11月11日

癌・細胞増殖部門 老化再生生物学分野の西村栄美教授(東京医科歯科大学難治疾患研究所教授兼任)が、「組織幹細胞と臓器の発生、再生、老化、癌化の研究」において、2021年度持田記念学術賞を受賞しました。

持田記念学術賞は、生命科学を中心とする医学、薬学及びこれに関連する物理学、化学、工学、生物学等の先見的独創的研究を育成し、これらの研究成果を医療をはじめとするヘルスケアに応用し、日本の医療及び国民の保健の向上に資することを目的とする賞です。

西村教授は、黒髪のもととなる色素幹細胞を同定し、加齢などにより色素幹細胞や毛包幹細胞の維持ができなくなると白髪や脱毛をそれぞれ引き起こすことを明らかにしました。また、「自己複製チェックポイント」の概念を提唱し、細胞競合などを介してストレスを受けた幹細胞を早期に組織から淘汰することで幹細胞プールの量と質を保っており、これが器官の再生、老化、癌化などの運命の決め手となること等を明らかにしました。詳細は以下のURLをご覧ください。
 


公益財団法人 持田記念医学薬学振興財団
https://www.mochidazaidan.or.jp/r_list.html