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公募班員紹介

生活習慣病と組織幹細胞老化の連関メカニズム解明と
その制御による予防・治療法の開発

山内 敏正(東京大学・医学部附属病院・准教授)
山内 敏正
山内 敏正
糖尿病は遺伝因子と環境因子の相互作用に加齢が加わってその発症が増加する典型的な加齢関連疾患であるが、加齢が糖尿病の発症を増加させる分子メカニズムは不明である。アディポネクチン/AdipoRの作用を増強することによって、肥満糖尿病マウスが高脂肪食を摂食し続けても、健康長寿を全うし得ることが、遺伝学的な手法や薬理学的な手法を用いて明らかになって来ている。我々はこれと並行して、糖尿病関連臓器の組織幹細胞をFACSと細胞表面マーカーを用いて単離する系の確立に取り組んできた。本研究ではこれらの系を基盤として、加齢、組織幹細胞とニッチの変化、アディポネクチンシグナル、糖尿病のそれぞれの相互作用を分子レベルで解明し、糖尿病の発症と進展の従来知られていなかった側面を明らかにし、糖尿病の新規治療の基盤技術の確立を目指す。

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