公募班員紹介
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細胞老化による脂肪細胞新生ニッチの変容と脂肪組織炎症慢性化機序の解明
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| 眞鍋 一郎 |
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肥満と高齢化は2型糖尿病や心血管疾患を始めとする生活習慣病増加の最大の要因である。肥満は内臓脂肪組織で炎症が惹起するが、この脂肪組織に始まった炎症は、他の臓器に波及・拡大し、様々な生活習慣病の基盤となる。例えば、我々は脂肪組織炎症によって放出される遊離脂肪酸が、膵ランゲルハンス島の炎症を誘導し、2型糖尿病を引き起こすことを報告している。そのため、脂肪組織で炎症が引き起こされるメカニズムと、その加齢による変化を理解することが求められている。これまでに我々は、脂肪組織の炎症が、マクロファージやリンパ球等の免疫細胞の相互作用によって進展することを明らかにしてきた。しかし、未だに脂肪組織炎症の引き金となるプロセスはよく分かっていない。我々は脂肪組織炎症の誘導機序として、脂肪前駆細胞の関与を見いだした。本研究では、この新たな炎症誘導機序を明らかにするとともに、加齢による脂肪前駆細胞並びにニッチの変化を検討し、肥満と加齢に伴う慢性炎症の分子機序の理解を目指す。
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http://plaza.umin.ac.jp/manabe
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