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領域代表者：岩間厚志
千葉大学大学院医学研究院
細胞分子医学 教授
〒260-8670
千葉市中央区亥鼻1-8-1
E-mail
matsumura0405@chiba-u.jp
公募班員紹介
幹細胞の柔軟性を生かした抗老化システムの解明
原 健士朗（東北大学・農学研・准教授）
原 健士朗
生涯の大半を通じて、精子を作るために雄ゲノムを複製し続ける精子幹細胞は、種の存続のために重要な幹細胞である。精子幹細胞は、薬剤処理によって組織傷害を受けた場合、自身の挙動を柔軟に変化させて精子形成の再生に貢献することが知られている。このような幹細胞の挙動の柔軟性が、通常の生理的条件下において果たす役割は不明であるが、加齢に伴って増加する種々の老化ストレス環境にうまく適応するために幹細胞が備え持つ重要な潜在能力である可能性が考えられる。マウス精子幹細胞は、挙動の柔軟性が顕著に表れた系であることに加え、生体内挙動の解析技術が発達しており、この仮説を問うのに適した系である。本研究では、単一細胞レベルでの細胞系譜追跡技術を利用して、マウス精子幹細胞の挙動の加齢性変化を解析し、幹細胞の挙動の柔軟性を生かした抗老化システムの実体の解明を目指す。
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