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公募班員紹介

老化シグナルを受容する脂肪前駆細胞分化制御機序の解明

眞鍋 一郎(千葉大学 医学系研 教授)
真鍋 一郎
眞鍋 一郎
急速な社会の高齢化は、糖尿病を始めとする生活習慣病のさらなる増加をもたらしている。慢性炎症は生活習慣病に共通する基盤病態であり、加齢は慢性炎症を促進する(inflammaging)ことが知られているが、その分子機序は不明である。我々はH27〜28年度公募研究「細胞老化による脂肪細胞新生ニッチの変容と脂肪組織炎症慢性化機序の解明」において、肥満とともに老化も内臓脂肪組織で炎症シグナルを活性化することを見いだした。また、高脂肪食負荷によって新たな炎症性細胞が誘導されることを見いだした。本研究では、この炎症性細胞の分化誘導について、特にエピジェネティックな制御機序に注目して解析を進め、老化が慢性炎症(inflammaging)を誘導する新たな分子機序の解明をめざす。

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