公募班員紹介
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表皮幹細胞の老化と若返り
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| 川上 厚志 |
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生物の表皮は外部からの異物の侵入や水分の蒸散を防ぐバリアとして内部の組織を保護している。表皮は幹細胞である基底層細胞から新生を繰り返すことがよくから知られているが、基底層幹細胞自身が動物の生涯を通じてどのように維持されているかは明らかでない。ゼブラフィッシュなど魚類のヒレは、基底幹細胞とそれから生じる３層程度の上皮細胞からなる均質な表皮構造を持ち、かつ組織の完全な再生が起こることから、表皮幹細胞の維持機構を明らかにする良いモデルである。私達は、BACトランスジェニックとCre-loxP組み換えにより、上皮細胞を永続的にEGFPイメージングで追跡できる系を構築した。これによって、個々の表皮細胞や幹細胞が個体の生涯を通じて、どのように変化していくかを追跡できるようになった。本研究では、長期の細胞系譜の解析から、表皮基底幹細胞がどのようにダイナミックに変動または老化していくのかを明らかにし、幹細胞の寿命や維持が組織再生とどのように関わっているのかを解明したい。
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http://www.kawakami.bio.titech.ac.jp/
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