公募班員紹介
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過栄養ストレスによる幹細胞運命決定機構とエイジング
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平尾 敦 |
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全身の栄養変化は、様々な臓器に作用し、生活習慣病やがんなどの加齢に関連する病態に深く関与している。しかし、このようなライフスタイルに起因する栄養環境変化が、いかに幹細胞システム、特に幹細胞老化という現象に関係しているのか全く明らかになっていない。幹細胞は組織恒常性を司る根本的なシステムであることから、栄養と幹細胞老化を結ぶ分子基盤の解明は、個体老化の理解にもつながると考えられる。本研究では、過栄養ストレスによる造血幹細胞の運命決定機構を解明することにより、幹細胞老化の理解を目指す。高脂肪食環境、それに引き続く腸内細菌叢由来メタボライト・炎症性サイトカイン変化が、いかに造血幹細胞機能を変化させ、老化表現型に影響するのか、その分子メカニズムを解明し、幹細胞老化の分子基盤を明らかにする。
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http://cri-mol-gen.w3.kanazawa-u.ac.jp/
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