HOME > 国際活動支援班 > 新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告

新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告

訪問者:熊本大学国際先端医学研究拠点施設 滝澤 仁
訪問先:韓国・KAIST(Institute of Science and Technology)
期 間:2018年3月5-8日(4日間)
目 的:訪問者 滝澤が本領域で推進する「炎症ストレスから見た造血幹細胞老化のメカニズム」の共同研究者との情報交換及び実験を行うため
 この度は、本学術領域の国際活動支援をいただきまして、韓国のKAIST(Institute of Science and Technology)のPilhan Kim准教授を訪問させていただきました。Pilhan Kim准教授は、私の所属する熊本大学国際先端医学研究拠点施設の客員准教授で、米国・ボストンで生体イメージングをいち早く取り入れたラボでポスドク後、韓国での独立後は様々な臓器の4次元イメージングをされています。
 今回の訪問では、韓国のKAIST(Institute of Science and Technology)を訪問した。そこの共同研究者であるPilhan Kim先生は生体顕微鏡の専門家で、今回の訪問では炎症条件下での造血幹細胞・前駆細胞の生体内挙動について実験を行いました。実験の合間にも、実験データに関する議論や今後の共同研究の進め方について綿密な打ち合わせを行い、今後も引き続きデータ収集に努め、共同研究を継続していくに同意しました。
 実験だけでなく、セミナーでの研究発表や造血分野に関連した研究者との懇談を通じて活発な意見交換を行い、別の研究交流にも広がり、収穫の多い訪問でした。今回の国際活動を通じて国際共同研究を活性化し、本領域の目指す幹細胞老化のメカニズム解明に貢献していきたいと思います。
新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告 新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告
写真左:KAISTのフロアマップ
写真右:手作りの生体共焦点顕微鏡