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新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告

訪問者:千葉大学大学院医学研究院 小出 周平
訪問先:スウェーデン・ルンド大学幹細胞研究所 三原田 賢一 准教授
期 間:2017/12/1〜2019/3/31(約1年4ヶ月(予定))
目 的:造血幹細胞におけるストレス応答制御機構の解明
 私は、幹細胞の加齢疾患研究を一層促進させるために、幹細胞ストレス応答研究を行っている、ルンド大学 三原田賢一准教授の元へと留学させていただいております。ルンド大学幹細胞研究所は北欧における幹細胞研究の拠点であり、多くの世界的な幹細胞研究者が在籍しています。その中でも三原田准教授は新進気鋭の若手研究者であり、胆汁酸を用いた造血幹細胞のストレス応答研究を精力的に進められております。三原田准教授は、これまでに胎児期の活発な造血幹細胞の細胞増殖は母親由来の胆汁酸が胎盤を通じで胎児に供給することで、増殖ストレスを回避させていることを明らかにしてきました。現在は、その分子メカニズムの詳細を明らかにする研究をしており、私はその研究に従事させていただいています。
 また、三原田准教授とは国際活動支援海外連携研究者招聘報告の場で知り合い、その縁で留学させていただきました。新学術領域 国際活動支援班には、研究者間のつながりを作る貴重な場を提供して頂き、心より深く感謝申し上げます。今後も構築した研究者ネットワークを大切にして、人々の健康に貢献できる研究を推進していきたいです。
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