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新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告

訪問者:東京医科歯科大学 難治疾患研究所 幹細胞医学分野 毛利 泰彰
訪問先:David Sinclair Lab. Harvard Medical School (U.S.A)
期 間:2016/10/27〜2016/11/13
目 的:Sinclair Lab.で所有する遺伝子改変マウスの色素幹細胞の解析を通し、
    色素幹細胞の老化メカニズムを解明するため。
 このたび、本学術領域の国際活動の費用を使わせていただき、老化研究の第一人者であるハーバード大学のDavid Sinclair教授の研究室で実験を行ってきました。近年David Sinclair教授らが作製した遺伝子改変マウスが白髪の表現型を示したことから、このマウスの色素幹細胞の解析や情報交換を行ってきました。実験は順調に進み、プレリミナリーなデータではありますが、期待していた結果が得られ大変有意義な滞在になりました。
 私自身、海外へは学会参加目的で数回行ったことがある程度で、短期間ではありましたが、今回のように実際に現地の人々に混じっての生活は大変貴重な経験となりました。研究室内外で様々な研究者と交流する機会にも恵まれ、また海外の研究スタイルを垣間見ることもでき、英語に悪戦苦闘しながらも楽しく大変刺激的な毎日を過ごすことができました。
 今回の訪問を足がかりに今後共同研究をより活性化させ、本領域の目指す幹細胞老化のメカニズム解明に貢献できるよう、より一層努力していきたいと思います。
新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告 新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告
写真(左): ハーバード大学医学部正門
写真(右): 研究棟(NRB)の外観