腫瘍抑制分野
分野長 | 山梨 裕司 |
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所在地 | 3号館3階 |
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アニュアルレポート |
研究内容
当分野は難治性疾患の克服を目指し、広く細胞機能を制御するシグナル伝達機構全般をその研究課題としています。具体的には、細胞機能制御の破綻として発症する癌、発生発達障害や免疫・神経・筋疾患等の基盤となるシグナル伝達機構に関して、未知のシグナル分子やシグナル経路を同定し、生理学的もしくは病態生理学的な視点から、それらの機能と作用機構の解明を進めています。また、その成果として得られた知見に基づき、診断・予防・治療法の開発にも取り組んでいます。例えば、従来から進めている蛋白質チロシンキナーゼ(PTK: protein-tyrosine kinase)シグナルの生理機能とその破綻による腫瘍性疾患や免疫・炎症性疾患、骨形成異常の解析に加え、 神経筋シナプスの形成・維持におけるPTKシグナルの解析とその知見に立脚した神経・筋疾患の治療法研究などに重点を置いています。