<運営機関>
東京大学医科学研究所(日本)
ソウル国立大学分子生物学遺伝学研究所(韓国)
順天郷大学(韓国)
中国科学院上海生命科学研究院生物化学・細胞生物学研究所(中国)
国立台湾大学医学院生物化学・分子生物学研究所(台湾)
京都大学医生物学研究所(日本)
沖縄科学技術大学院大学(日本)
上海科技大学(中国)
第30回東アジアシンポジウム参加報告
2024年10月29日(火)~11月1日(金)の4日間、第30回東アジアシンポジウムが国立台湾大学医学院生物化学・分子生物学研究所(IBMB)の主催により、台湾・台北市のGIS NTU Convention Center(国立台湾大学構内)にて開催されました。
東大医科研からは中西所長及び8名の研究者が参加し、シニア研究者は12分間の口頭での研究発表、若手研究者/学生セッション参加者は、それぞれ8分間のショートトークとポスター発表が行われ、ポスターセッションでは活発な質疑応答が行われました。
シンポジウム3日目には“Ken-ichi Arai Award”の受賞セレモニーが行われ、今年の受賞者である国立台湾大学医学院生物化学・分子生物学研究所のMing-Jiun Yu教授による受賞記念講演が行われました。
なお、医科研から若手発表者として参加した全孝静特任助教が、Outstanding Young Scientist TOMY Awardを受賞しました。(発表タイトル:Development of a Mouse Model for In Utero Hematopoietic Stem Cell Transplantation)
完全オンサイトでの開催の予定でしたが、台風21号の台湾直撃の影響を受け、開催3日目は急遽オンライン開催に切り替える必要が生じ、プログラム内容が大幅に変更となりました。そのような状況の中でも、主催機関であるIBMBの適格な判断と迅速な対応のおかげで、参加者は貴重な体験をするとともに、若手研究者及び学生の参加者も活発な交流を行うことができ、非常に有意義に過ごすことができたようです。
来年は、中国科学院上海生命科学研究院生物化学・細胞生物学研究所(SIBCB)の主催で開催予定です。
第29回東アジアシンポジウム参加報告
2023年10月24日(火)~27日(金)の4日間、第29回東アジアシンポジウムが順天郷大学メディバイオ研究所(SIMS)の主催により、韓国・天安市のRamada Encore by Wyndhamホテルにて開催されました。これまで、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりオンラインでの開催が続いていましたが、今年は4年ぶり(3大会ぶり)にオンサイトでの開催となりました。
東大医科研からは8名の研究者が参加し、シニア研究者は15分間の口頭での研究発表、若手研究者/学生セッション参加者は、それぞれ10分間のショートトークを行いました。また、若手研究者及び学生参加者は、3日目に会場を順天郷大学メディバイオ研究所に移し、ポスターセッションを行い、活発な質疑応答が行われました。シンポジウム2日目には“Ken-ichi Arai Award”の受賞セレモニーが行われ、今年の受賞者である順天郷大学メディバイオ研究所のMoon, Jong-seok准教授による受賞記念講演が行われました。
また、シンポジウムの最後に、これまで故新井賢一名誉教授とともに東アジアシンポジウムの基盤を築いてこられたJeongbin Yim教授に対する感謝を込めて、”Lifetime award”が贈られました。
今年は、久しぶりのオンサイトでの開催で、若手研究者及び学生の参加者も活発な交流を行うことができ、非常に有意義なものとなりました。
来年は、国立台湾大学医学院生物化学・分子生物学研究所の主催で開催予定です。



第28回東アジアシンポジウム参加報告
2022年10月26日(水)~28日(金)の3日間、上海科技大学免疫化学研究所(中国)の主催により、第28回東アジアシンポジウムが「Fighting Diseases: Challenges and Opportunities for Life Sciences」のテーマのもと、オンラインにて開催されました。
東大医科研からは8名の研究者が参加し、シニア研究者は15分間の口頭発表、若手研究者及び学生は10分間のショートトークとポスターディスカッションを行いました。
また、シンポジウムの終盤には第26回より新たに創立された“Ken-ichi Arai Award”の本年の受賞者である上海科技大学免疫化学研究所の御子柴克彦教授による記念講演が行われました。御子柴教授は医科研の元教授で、東京大学名誉教授というご縁の深い研究者です。
なお、医科研から若手発表者として参加した林智哉さんが、Best Poster Award(若手研究者部門)を受賞されました。(発表タイトル:Comprehensive mapping of extracellular nanoparticles by High-resolution flow cytometry)
来年は、順天郷大学主催にて開催される予定です。
<山梨所長による医科研紹介> <古川教授による発表>
<白澤珩さんによる学生セッションでの発表> <オンラインでのシンポジウム風景>
<Best Poster Award受賞の林智哉さん> <次回主催の順天郷大学からの挨拶>
第27回東アジアシンポジウム開催報告
2021年10月27日(水)~29日(金)の3日間、医科学研究所主催のもと、第27回東アジアシンポジウムが開催されました。今回のテーマは「~Reboot 2021: Exploring Life Science in the Post-Pandemic Era~」でした。医科研からは8名の研究者が参加し、シニア研究者がそれぞれ12分間の研究発表を行ったあと、質疑応答が活発に行われました。また、若手研究者/学生セッションでは、8分間のショートトークとポスターディスカッションの時間が設けられました。若手研究者/学生セッションでは、参加者の中から選ばれた代表者の主導により、ショートトークが運営された他、ポスター発表については、事前にオンラインで閲覧可能なポスター閲覧サイトを開設することで、ポスターディスカッションの時間に若手・学生参加者が十分に活発な議論・意見交換をおこなうことができました。
さらに、シンポジウムの終盤には第26回より新たに創立された“Ken-ichi Arai Award”の本年の受賞者である順天堂大学の森下英晃講師による記念講演が行われました。
なお、医科研から若手発表者として参加した山内(石川)祐さんが、Best Presenter Award(若手研究者部門)を受賞されました。(発表タイトル:Age-associated alteration of female reproductive morphology and fertility in mice)
来年は、上海科技大学主催にて開催される予定です。



<シンポジウム風景> <山梨所長によるOpening Remarks> <Ken-ichi Arai Award受賞 順天堂大学森下講師>


<ポスターディスカッション> <Best Presenter 受賞 山内(石川)祐さん>
第26回東アジアシンポジウム参加報告
2019年10月24日(木)~25日(金)の2日間、第26回東アジアシンポジウムが開催されました。今年はソウル国立大学分子生物学遺伝学研究所(IMBG)が主催機関となり、ソウル国立大学(韓国・ソウル)での開催となりました。東大医科研からは8名の研究者が参加し、シニア研究者は15分間の口頭での研究発表、若手研究者は5分間のショートトークとポスター発表を行いました。
また今年度より、東アジアシンポジウムの基盤を築いてこられた故新井賢一名誉教授の名前を冠した“Ken-ichi Arai Award”が設立され、アジアで活躍する若手研究者1名に贈られることとなりました。
第1回目となる今年は、ソウル大学のBong-Kiun Kaang教授が受賞され、記念講演が行われました。
医科研から若手発表者として参加した鄧小月さん(再生基礎医科学国際研究拠点寄付研究部門)が、Outstanding Young Scientist 3rd Place TOMY Awardを受賞されました。
発表タイトル:The role of Kmt2f in retinal development
来年は、東大医科研主催で開催予定です。
第25回東アジアシンポジウム参加報告
2018年10月25日(木)~26日(金)の2日間、Ramada Encore Chongqing Yubei Hotel(中国・重慶)で、第25回東アジアシンポジウムが開催されました。今年は中国科学院上海生命科学研究院生物化学・細胞生物学研究所が主催機関となりました。東大医科研からは8名の研究者が参加し、シニア研究者は20分間の研究発表、若手研究者は5分間のショートトークとポスター発表を行いました。
また、シンポジウムの冒頭には村上所長、渡邉すみ子特任教授による、”Memorial of Prof.
Ken-ichi Arai”と題したMemorial Lectureが行われ、東アジアシンポジウムの基盤を築いてこられた故新井賢一名誉教授を偲びました。
医科研から若手発表者として参加した丸鶴雄平さんが、Outstanding Young Scientist 2nd
Place TOMY Awardを受賞されました。
発表タイトル:Inhibition of AIM2 inflammasome activation by an HSV-1 virion component enables
efficient viral replication in vivo
来年は、ソウル大学主催で行われる予定です。