ご挨拶

臨床ゲノム腫瘍学分野では、がんで苦しむ人々に新たな医療を提供するため、基礎研究から開発研究まで幅広い研究を行っています。

我々の研究室では、がんゲノム解析や遺伝子発現解析、あるいはタンパク質間相互作用解析を行い、大腸がんや胆管がん、膵がんなどの消化器腫瘍の発生・進展に関わる分子を同定してきました。これらの分子のin vitroin vivoの機能解析や、発現調節メカニズムの研究などを通じて、新たな機能や制御機構を明らかにするとともに、分子を標的とした治療ができるかどうか検討しています。また腫瘍の動物モデルの作製やハイスループット・スクリーニングなど、薬剤同定や評価法開発などのテーマにも挑戦しています。さらに医科学研究所の附属病院を利用して、人工知能(AI)を利用した患者さんの精密医療研究も開始しました。

学生や若い研究者の皆さん、一緒に生命科学の森に新しいお宝を探しに行きませんか?

教授 古川 洋一

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