令和元年6月に東京大学に異動してきた‘新しい研究室’です。
ゲノム編集(ZFN、TALEN、CRISPR/Cas9など)は、ライフサイエンス・メディカルサイエンスに‘革命’をもたらしました。ヒトや動物の遺伝子を自由に操ることができるこの技術は、ヒト細胞で遺伝子機能を調べる、動物の遺伝子を改変してヒト疾患モデルを作る、ヒト病気を治療する、などさまざまな利用方法があります。
我々の研究室では、1)国産の新規ゲノム編集技術CRISPR-Cas3を開発し、ヒト細胞療法や遺伝子治療への応用研究を行っています。2)ゲノム編集技術を受精卵に利用することで、新しい疾患モデル動物、特にヒト遺伝子を保有する‘ヒト化動物(ゲノム)’の開発を行っています。ヒト細胞やヒトiPS細胞を免疫不全動物に移植した‘ヒト化動物(臓器)’の開発も行っています。
真下 知士