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胃がんに対する新しいプロジェクト
術前化学療法
進行している胃癌では開腹しても取りきれず、そのままお腹を閉じざるを得ない
患者さんをこれまでたくさん診てきました。また近年、胃がんでも抗がん剤の効果
が良くなってきて、「がん」が小さくなる可能性が高くなってきました。
そこで私たちはやや進行した胃がんの患者さんを対象に、手術前に抗がん剤治
療を受けていただき、小さくなったところで手術する方法を行っています。メリットと
しては他では手術が難しいと言われた患者さんも、「がん」が小さくなることで切除
の可能性が高くなります。一方、心配されるのは抗がん剤により体力が落ちて手
術できなることですが、今までの経験ではそのようなことはありませんでした。また、
抗がん剤が効く可能性も100%ではないため、抗がん剤を使用していても「がん」が
大きくなってしまうことも考えられますが、これまではそのような方はいませんでした。
このような術前化学療法をするかしないかは、十分に説明の上、ご本人に決めて
いただくようにしています。
他の病院で「ちょっと難しい」と言われた方の中には、この治療でメリットを受ける
方がいると思います。お気軽に相談してみてください。
赤い部分が「がん」のイメージです。 小さくなったので切除しやすくなりました。