ご挨拶
東大医科研附属病院輸血部は1990年に設立されました。当初より、輸血検査や製剤管理のみならず、細胞治療、特に造血幹細胞移植用の細胞採取、調製、保管を担当してきました。2004年より、セルプロセッシング・輸血部と改名しました。当部は、いわゆる輸血業務を行う輸血検査・製剤管理部門、所内の造血幹細胞移植用の細胞調製や凍結を行う細胞検査・製剤管理部門、再生医療や細胞療法といったTR用の細胞を調製・保管する細胞リソースセンターに分かれています。 特に、細胞リソースセンター(前、臨床細胞工学室)は、橋渡し研究(TR)用の細胞調製施設として、1997年より当院における細胞治療を支えてきました。
研究では、血液、免疫学、造血細胞移植や再生医療等幅広い研究テーマに取り組んできました。現在は、臍帯血と臍帯由来間葉系細胞のバンキングおよび臨床応用を目指して、いろいろな研究室や企業とも連携しながら研究開発を進めています。輸血部は病院C棟一階と臨床研究A棟に分かれて勤務しております。是非、お立ち寄りください。