ご挨拶

東京大学医科学研究所附属病院は、伝染病研究所として設立以来、基礎研究で得られた成果を臨床に結びつけるという役割を担ってきました。その使命は今後も変わることなく、現在ではゲノム情報を用いた新しい医療の開発や細胞療法の新しい展開を目指しています。また、治験に参加する患者さん、治験が終了した患者さんのケアにおいても、わが国をリードできるように「緩和ケア」の充実に努めています。

緩和ケアとは、「病期や治療の必要性に関わらず、苦痛の予測、予防と緩和であり、患者と家族にとっての最良のQOL (quality of life) を支援すること」と定義されています。

東京大学医科学研究所附属病院 緩和医療科は、入院中だけでなく、在宅医療を充実させ、治療や治験中、治療後や治験後の患者さんと家族のQOL を支援しています。

平成25年に医科学研究所は、港区と連携協力に関する基本協定を締結しました。お互いの有する資源を活用して、医療、研究、教育、健康増進、産業振興、地域振興等の分野におけて連携協力を進めることになりました。そこで、緩和医療科としては、「緩和ケアに関する市民公開講座」を積極的に開催しています。また、地域の在宅医、訪問看護ステーションと切れ目のない連携を実践しています。

このように、東京大学医科学研究所附属病院は、基礎研究と治験のみならず、患者さんと家族のQOLを支援、地域との連携協力により国民健康の推進を使命としています。そして、われわれ緩和医療科が医科学研究所の患者ケアを担当しています。 


東京大学医科学研究所附属病院
緩和医療科 診療科長
東條 有伸



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