RESEARCH PROJECTS

研究内容

がんを治す
2010年代に入り、免疫療法と腫瘍溶解性ウイルス療法は、がんに対する有功な治療法として日本や米国の政府により承認されました。この分野における基礎研究の成果を臨床に直結しうる時代が到来したのです。がん生体分子治療社会連携研究部門では、がんの免疫療法・ウイルス療法・遺伝子治療・抗体療法について、以下のような臨床応用を目指した基礎研究を進めています。
  • がん細胞による免疫制御機構とその阻害法
  • がん標的化ヘルペスウイルスによる腫瘍溶解性ウイルス療法
  • がん特異的抗体療法の開発

私たちは「Goal oriented basic research」、すなわち、常にGoal(有効な治療法の開発)を見据え、根本的問題解決を目指した基礎研究を行うことを大原則としています。臨床現場を知る基礎研究者ならではの視点から新規治療法を開発することを使命と考えており、大学院生にもこの考え方を共有してもらえるような指導を心がけています。