東京大学医科学研究所

大学院生の体験談

東京大学で研究する魅力

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炎症免疫学分野

長竹 貴広

受験生のみなさんこんにちは。大学学部あるいは修士課程の卒業研究が進む中、大学院の進路選択に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。私もそんな1人でしたが、修士課程進学の際、内部進学にしようか迷っていた時期がありました。しかし尊敬する多くの先生方が、ここ東京大学において御活躍されてきた事実が私の背中を「前へ」押してくれたような気がします。というのも、研究室を選ぶ際、「先輩の姿を見なさい。」とよく言われますよね。「その先輩の姿が近い将来のあなたの姿でしょう。」と。私はこの言葉を学生生活の姿だけでなく、もっと遠くの未来にまであてはめることができるのではないかと考えました。つまり目標とする先生方がどのような環境で成功してきたのか。私は身近にいた尊敬する先生の教育・研究に対する姿勢そして情熱に憧れ、自分も同じ土俵に立ってどこまでできるか挑戦しようと決心し東京大学大学院への進学を決めました。現在は東京大学医科学研究所炎症免疫学分野(清野宏教授)で3年目を迎えています。

ここ医科学研究所はどんな場面においても「チャンス」が大きい場であると感じています。充実した設備環境、国内・国外からの著明な研究者との交流機会、東大だからこそ研究・遂行できるプロジェクトなど、溢れる好奇心を満たしてくれるその研究環境はすばらしいと感じています。それにも増して同年代の学生との日常生活を通してのつながりは最も大切な要素です。ここ東京大学に集まる大学院生は何よりも学問に対する情熱に溢れ、研究すること自体を最高の喜びと感じる心を持っています。そうした仲間と切磋琢磨し合う日々は研究者としての資質を必ず高めてくれるはずです。また、研鑽を重ねた結果として研究成果発表の機会も多く、私はこの3年間のうちに国内・国外での国際学会発表はもとより、英文原著論文、日本語総説を執筆する機会を得ました。研究に対する取り組みに責任感が芽生え、世界の最前線で研究を行っている感覚を実感する毎日です。

数多くのリーダーを輩出し、長きにわたる伝統を誇るここ東京大学の地で、みなさんが大きな「チャンス」をつかみ取ることを心よりお祈り申し上げます。

2004年 明治大学農学部 卒業
2004年 東京大学大学院医学系研究科医科学修士課程 入学
2006年 東京大学大学院医学系研究科医科学修士課程 修了
2006年 東京大学大学院医学系研究科病因・病理学専攻 入学