“東京大学国際交流イベント「知ろう!知り合おう!白金台キャンパス」” 報告記事

10月31日(金)、第1回東京大学国際交流イベント企画コンテストで採択となった企画「知ろう!知り合おう!白金台キャンパス」を開催しました。この企画では、日本人学生、外国人研究者、留学生を対象に、医科学研究所(医科研)記念館で医科研の歴史を学ぶ「知ろう!白金台キャンパス」と見学後の懇談会「知り合おう!白金台キャンパス」を組み合わせた、医科研を中心とした人的ネットワーク作りを提案しました。当日は、日本人学生16名、留学生25名、外国人研究者6名、教職員等9名の合計56名が参加しました。そのうち、インターナショナル・ロッジ白金台(白金台ロッジ)からは、相談主事の先生と学生6名の合計7名の参加がありました。近代医科学記念館での「知ろう!白金台キャンパス」では、大学院生の代表が、伝染病研究所時代の写真をモニターに映しながら説明し、医科研創立122年の歴史について紹介しました。その後、記念館の展示物を見学し、当時の医科研についてより深く知って頂くことができました。

レストランでの「知り合おう!白金台キャンパス」では、できるだけ多くの人と知り合っていただけるよう、同一研究室や研究科、ロッジ在住者が特定の組に偏らないよう配慮して事前にグループ分けをしました。グループごとに自己紹介をし、そのグループ単位で競うグループ対抗クイズを行いました。本学や医科研に関する問題を多く出題したので、本学や医科研についての知識を深め、愛着を持って頂くことができたのではないかと思います。またグループ内で相談して回答するクイズも出題したので、参加者同士の多くは当日知り合ったばかりであったにもかかわらず、グループ内で団結してクイズに挑戦し、大いに盛り上がり、笑い声が絶えることがありませんでした。その後、白金キャンパス内を歩いている時や生協食堂で食事をしている時に、参加者同士であいさつし合う光景が散見され、「知り合おう!白金台キャンパス」をきっかけに交流の輪が大きく広がったことが実感できました。

今回は全学の国際交流イベントとして開催することで、所内イベントの枠を超えて、白金台ロッジ在住者を参加対象に加えることができました。白金台ロッジ在住者とも普段から交流することで顔見知りになっていれば、地震等の災害時にすぐに協力し合うことができると思います。また、白金台ロッジ在住者にも医科研に愛着を持って頂くことで、安心して生活することができるようになるのではないかと思います。今回築いた白金台ロッジ在住者の方々との人的ネットワークと信頼関係を維持・発展できるよう、今後も取り組んで行きたいと思います。