“中国青年代表団 医療衛生分団 訪問” 報告記事


科学技術振興機構の日本・アジア青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプラン」を利用して、公益財団法人日中医学協会の招聘で訪日している中国の若手研究者らが、2014年12月2日(火)午後、医科学研究所を訪問した。訪日団は1週間の視察旅行を目的として来日されており、医科学研究所が一ヶ所目の視察場所であった。訪問者は、中国若手研究者、医療関係者、学生、公益財団法人日中医学協会の世話人の計31名で、全員が将来を担う若い世代であった。

一行はまず近代医科学記念館を見学し、北村俊雄館長から本研究所の歴史について紹介を受けた。その後附属病院8階会議室にて清野宏所長、小澤敬也附属病院長、アジア感染症研究拠点長の岩本愛吉教授よりそれぞれ本研究所、附属病院、中国拠点プログラムについての紹介がされた。多岐にわたる質問が数多く出され、非常に活発な意見交換の機会となった。その後、BioBank Japanを見学し、松田浩一准教授から施設とプロジェクトの紹介を受けて終了となった。 全体で約2時間の駆け足の訪問であったが、日中双方から大変貴重で意義のある交流ができたという感想が寄せられた。今後益々相互に訪問する機会が増え、日中間の親交がさらに深められることを、期待している。