“第15回東アジアシンポジウム” 参加報告記事


 720()723()4日間、韓国成均館大学校医科大学三星生命科学研究所の主催でソウル市のSAMSUNG Medical Center にて第15回East Asia Joint Conference(東アジアシンポジウム)が開催された。このシンポジウムはバイオメディカル分野におけるアジアの優秀な研究者間の交流を深めることを目的に14年前に始まり、参加機関が順番で主催している。本年は東大と成均館大の他に京都大学ウイルス研究所(IVR)、中国科学院上海生物化学細胞生物学研究所(IBCB)、国立東アジアシンポジウム2008台湾大学医学院生物化学分子生物学研究所(IBMB)、ソウル大学分子生物学遺伝学研究所(IMBG)の計6機関が参加した。

 
 各機関からはそれぞれ教員4名と大学院生またはポスドク5名が参加した。教員は20分間の研究発表と質疑応答、大学院生またはポスドクは5分間のポスター発表を行ったが、その内容はとてもハイレベルなもので、アジアがバイオメディカル分野の研究において世界をリードしていくであろうという見方を確固たるものにした。また、例年「トミーデジタルバイオロジー株式会社」より寄附を頂いており、投票によって選ばれた優秀な発表者には賞品が贈られる。本年は中国科学院IBCB、京都大学、ソウル大学の学生が表彰された。シンポジウムは最終日のソウル市内観光をもって大成功のうちに幕を閉じた。来年は京都大学主催で開催される。