New insights into the regulation and fine-tuning of the actions of γc family cytokines

Leonard博士はその研究初期にヒトIL-2受容体遺伝子(IL2Ra)を単離し、続いてIL-2レセプターRγ鎖の変異がXSCIDの原因となること、さらに数多くのサイトカインの共通のサブユニットとして幅広い免疫現象にかかわることを予測し、証明してこられました。IL-2Rγ鎖family cytokineがＴ，Ｂ細胞のみならず様々な細胞系列の制御を行う事を明らかにされ、がん、自己免疫疾患、1型糖尿病などの病態形成におけるサイトカインの役割を明らかにしてきました。今回はIL-21をはじめとしたIL-2Rγ鎖family cytokineのかかわる様々な病態とその分子基盤について、最新の手法を駆使されて展開されておられるご研究成果をおうかがいできると期待しております。