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東京臍帯血バンク 分離・保存施設からのお知らせ
2000年12月(1)

・臍帯血の総保存数が2000を越えました

 私ども東京大学医科学研究所細胞プロセッシング研究部門では、東京臍帯血バンクの保存施設として、皆様よりご提供いただきました臍帯血のプロセス、凍結保存を行っておりますが、本日、臍帯血の総保存数が2000本を越えましたので、ご報告申し上げます。

 当施設は1997年9月の東京臍帯血バンク設立以来、臍帯血の保存を進めてまいりましたが、特に1999年度以降、採取病院の増加、保存体制の充実が図られ、保存数を急速に増やしているところです。今年度も既に700本近い臍帯血を保存することができ、おかげさまで本日、バンク設立以来の総保存数が2000本を越えました。

 現在、採取、保存数につきましては、皆様の御協力の下、今年度1100本を目標として保存をすすめているところです。予定では今年度末には総保存数が2500本程度になる見込みとなっております。

 また、保存いたしました臍帯血を、ドナーの方の6ヶ月検診の結果等を踏まえましてデータベースに登録する作業も進めており、本日時点では552本の臍帯血が、即時出荷、移植可能な臍帯血として「日本さい帯血バンクネットワーク」のデータベースに登録されております。これにつきましても年内には登録数が600本を越える見込みとなっております。

 さらに、これまでに延べ61本の臍帯血が北は北海道、南は沖縄まで、また米国、ニュージーランド等への海外へも出荷され、患者さんへ移植されております。現在、なお9本の臍帯血が移植に向けてコーディネート中となっております。

 以上、今後とも臍帯血移植、保存体制の充実に向け、皆様のご理解とご協力の程、お願い申し上げます。


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Tokyo Cord Blood Bank Cell Processing and preservation facilities
updated on 2000.12.5