教育内容

初期研修について

研修医・専攻医の皆さんへ 〜実践と挑戦の場へようこそ〜

 

「幅広い症例に触れながら、膠原病・リウマチ性疾患の専門的な診療を学びたい」

「診療だけでなく、学会発表や研究にもチャレンジしたい」

「将来の専門性を見極めながら、しっかりとした指導を受けたい」

 

そんな熱意を持った皆さんに、私たちの研修プログラムをご紹介します!


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当科では、東京大学医学部附属病院をはじめ、日本赤十字社医療センター、NTT東日本関東病院、東京都済生会中央病院など、多くの医療機関と連携し、充実した初期研修プログラムを提供しています。

 

膠原病領域を担当し、実践的な研修を経験できる環境が整っています。


 学べること

 

入院診療(手技を含む)

外来見学

症例プレゼンテーション

抄読会発表

日本内科学会提出用症例要約作成

 

膠原病は診断・治療が奥深く、内科医としてのスキルを磨くのに最適な分野です。臨床経験豊富な指導医がマンツーマンでサポートし、患者さんの全身管理や診療のポイントを実践的に学ぶことができます。


内科専攻医研修について

「専門医として、次のステップへ」

 

当科では、内科専門医およびサブスペシャリティ領域の専門医を目指す先生方に向けた、実践的かつ充実した膠原病・免疫疾患の研究最前線で学べる研修プログラムを提供しています。東京大学医学部附属病院、東京都立多摩総合医療センターと連携しています。

 

 研修の魅力

 

外来・入院診療の実践

当直業務を通じた判断力の向上

症例プレゼンテーションでの発表経験

抄読会での最新知識の習得

研究会・学会発表へのチャレンジ

症例報告論文の執筆支援

 

膠原病・リウマチ性疾患の専門医を目指したい方、内科医としての診療力を向上させたい方に最適な環境を整えています。

 

「患者さんの人生に寄り添う診療を学びたい」

「専門性を深め、研究や学会発表にも挑戦したい」

「熱意ある仲間と共に成長したい」

 

そんなあなたを、私たちは心から歓迎します。


膠原病・IgG4関連疾患の研究を世界へ発信、AI・機械学習を活用した最新の研究が可能!

 「リウマチ・膠原病の専門医になりたい!」「免疫疾患の研究をしたい!」という方、ぜひ一緒に最先端の医療に挑戦しましょう!

 

当科では、大学院生・初期研修医・専攻医を広く、随時募集しています。お気軽にお問い合わせください!




病棟業務




診療カンファレンス



合同病棟カンファレンス



当科での研修に興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!





研修を終えて


田中 伴尚 先生(アレルギー免疫科 専攻医・医員 2025.3

「2年間の医員を終えて」


 2年間、医員として勤務させていただきました。関係する皆様からは大変お世話になり、心より御礼申し上げます。初期研修の修了直後に当院へ入職し、不安も大きい部分もございましたが、アレルギー免疫科であたたかく迎え入れてくださり、誠にありがとうございました。膠原病を中心に、合併する他疾患も併せて診療経験を積むことができ、充実した2年間であったと感じています。また、他科との垣根も低く、各専門領域の先生方にも気兼ねなくコンサルトさせていただくことができ、そこから得られた知識も大きな糧となりました。さらには、看護師、薬剤師、臨床検査技師などをはじめとする多くのコメディカルの方々からも甚大なご協力をいただきました。病院全体で、スタッフ一丸となって患者をサポートする体制が整っていることも当院の大きな魅力の一つと感じています。当院での勤務で得られた知識と経験をもとに、今後とも精進していく所存です。

 改めて、2年間本当にありがとうございました。



毛利 圭佑 先生(アレルギー免疫科 内科研修医 2024.7

「アレルギー免疫科での研修を終えて」



 この2週間で特に病棟業務で考える力がついたように思えます。医科学研究所附属病院では、専門医療機関として診断の見直しや病態理解に向き合い、時間をかけて調べる・考えるという業務に重点を置いているように感じました。内科医に必要なプロブレムを考え問題解決に迫るという経験ができて大変勉強になりました。



中嶋 彩和子 先生(アレルギー免疫科 内科研修医 2024.2

「アレルギー免疫科での研修を終えて」

 

 この度は、貴院アレルギー免疫科にて臨床研修を行わせていただき、誠にありがとうございました。現在私が初期研修医として所属する病院にはアレルギー免疫科がなく、3年目以降内科に進む身として、絶対に経験しておきたいという気持ちがあり、貴科での研修を希望いたしました。他施設での研修は私にとって新鮮な毎日でした。まず、外来見学では、膠原病を疑った時の問診、身体診察、検査の出し方を学ぶことができました。さらに初診を担当させていただき、この患者さんには何が必要かを考えながら実践していくことで力をつけることができました。そしてそれに対するフィードバックも頂くことができたため、自己流になることはなく成長することができました。入院患者さんの管理に関しては、アレルギー免疫の分野だけではなく、commonproblemに対するアセスメント方法を教えていただけました。内科カンファレンスでは患者さんのプレゼンを行う機会にも恵まれ、またその事前準備の指導もしていただき、3年目以降の自信につながりました。さらに、貴科全ての先生方からレクチャーをしていただきました。関節リウマチやIgG4関連疾患を中心に、生物学的製剤について学んだり、実際の症例を用いたレクチャーや、薬をどのように使って行くべきかなど、幅広く教えていただくことができました。この1ヶ月を通して感じたことは、アレルギー免疫科は、スペシャリストでありつつジェネラリストでなければならないということです。その理由として、貴科が専門とする疾患は、劇的な経過をたどるものから長年付き合って行くものまで様々で、かつ、症状も全身多岐に渡るためです。研修させていただいたことで、その一端を垣間見ることができ、とても充実した期間でした。最後になりますが、ご多忙の中、様々なことを教えてくださり誠にありがとうございました。今後ともご指導ご鞭撻の程何卒宜しくお願い申し上げます。



平田 薫 先生(アレルギー免疫科 内科研修医 2023.12

「研修の御礼」


 1ヶ月間医科学研究所で研修させていただき、誠にありがとうございました。学生時代からアレルギー・膠原病領域の臨床を経験する機会がなく、将来アレルギー膠原病疾患の併存がある患者さんを診療する場面で苦慮すると考えローテーションさせていただきました。アレルギー免疫分野については新たに学ぶ事がたくさんあり、特に検査項目の選択やその評価方法などについてはすぐにでも内科外来の研修で活かせるような知識であり大変勉強になりました。ステロイドの使用やその合併症の予防についても繰り返し学ぶ事ができ、過度に怖がらず適正に使用できるようになったと思います。また、現在研修中の東部病院と異なり研究施設である側面や設備・診療科の内容の違いなどで驚く場面も多く施設間の違いでも学びになる事が多かったです。この1ヶ月間は入院患者が多いと伺い大変機会に恵まれたと感じております。また、東部の内科研修では病棟業務がメインでしたがこちらでは外来見学もさせていただけ、身体診察やコミュニケーションなど先生方の技術を見る事ができ大変勉強になりました。1ヶ月ではありましたが大変お世話になりました、今後とも機会があれば何卒宜しくお願い致します。



井上 拓海 先生(アレルギー免疫科 内科研修医 2022.11

「アレルギー免疫科での臨床研修を終えて」


 この度は1ヶ月に渡り、貴院アレルギー免疫科にて臨床研修を行わせていただき、誠にありがとうございました。私の出身大学に膠原病内科が無く、現在所属している施設にも膠原 病内科がなかったため、膠原病を一から学んでみたいという考えで貴科での研修を希望いたしました。振り返ると、日々勉強になることが多く、大変実りある1ヶ月でした。 外来では関節リウマチ、全身エリテマトーデス、IgG4 関連疾患をはじめとする多彩な疾患を持つ患者の診察に同席いたしました。膠原病は特徴的な身体所見を呈することが多く、それらを数多く実際に見ること、触れることができました。さらに研修の途中からは外来の予診も行わせて頂く機会にも恵まれ、身体所見を自身で取り、検査所見を判断して治療方針を考え、上級医と相談する流れを通して、膠原病に対するフレームワーク的思考を少しずつ組み立てることができました。山本先生をはじめ先生方には「考え方」をご指導いただく場面に多く恵まれ、1ヶ月を通して膠原病患者の診察やアセスメントを繰り返す中で、専門医の先生方の「考え方」の一端をうかがい知ることができたのは大変貴重な経験でした。 入院患者では主に検査入院を通して、膠原病のみならず生活習慣病含めた慢性疾患の管理を学びました。現在の所属施設は急性期疾患が多く、慢性期疾患を丁寧に見る機会はあまりありませんでした。慢性期疾患を丁寧にアセスメントし、エビデンスに基づいて治療介入する中で、単に検査結果を良くするのではなく、患者の健康寿命を延⻑させる管理を経験することができました。 私は貴院アレルギー免疫科での研修まで、正直なところ膠原病は捉え所のない複雑で難しい疾患として敬遠する節もありましたが、本研修を通じて数多くの症例を経験し、膠原病治療のフレームワークを学ぶ中でそのような苦手意識を払拭することができました。この経験は今後の医師人生に必ず役立つものであり、後輩にも貴院での研修をお勧めしたいと思います。改めてこの度は貴院アレルギー免疫科でのご指導をいただき、誠にありがとうございました。山本先生、上原先生、⻘地先生にはお忙しい中丁寧なご指導を頂き、深く御礼申し上げます。引き続きお世話になるかと存じますが、今後とも何卒宜しくお願い申し上げます。



渡邊 清太郎 先生(アレルギー免疫科 内科研修医 2022.2

「医科学研究所での研修を終えて」



 この度は医科学研究所での研修を受け入れてくださりありがとうございました。非常に貴重な1ヶ月だったと考えています。

 私は大学を卒業してから, 約2年間市中病院で初期研修を行ってきました。救急外来や一般内科中心の初期研修を送っており、膠原病については診療科がないこともあり、縁遠い研修となっていたため、ぜひ膠原病を研修したいと考え、1ヶ月という短い間でしたが、医科学研究所アレルギー・免疫科で研修させていただきました。

  医科学研究所での研修では大きく三点のことを学ばせていただきました。

まず一点は膠原病についてです。山本先生の外来見学、入院患者の診察、レクチャーを通して、国試勉強以来ほとんど触れてこなかった膠原病を一から勉強させていただきました。病棟業務に忙殺されることはなく、外来見学や入院患者の診察で浮かんだ疑問を調べる時間もあり、多くのことを学べました。

 続いて二つ目ですが、市中病院で臨床を研鑽している身として忘れがちになりますが、医師は科学者でもあるということです。山本先生、上原先生から伺った研究の話がとても印象的でした。自分はまだまだ駆け出しで臨床現場において様々なことを学んでいる最中ではありますが、臨床現場で生じたclinical questionを大切にし、その疑問をリサーチしていくリサーチマインドをもった医師になりたいと考えています。 

 三点目ですが、環境の異なる病院を経験できたということです。病院にはそれぞれの地域での役割がありますが、その役割が異なる病院で研修できたということです。病院の役割に沿った診療を行うことも大切であると感じました。

 最後になりますが、ご多忙の中、時間を割いて多くのことを教えてくださった、山本先生、上原先生ありがとうございました。今後とも機会がありましたら、よろしくお願いいたします。



松下 真也 先生(アレルギー免疫科 内科専攻医 2021.4-2021.9

「医科研病院での研修について」



 私は卒後5年目に新専門医制度内科領域プログラムの中で、連携施設として医科研病院のアレルギー・免疫科(膠原病科)で半年間の研修を行いました。膠原病科を診療科として置いている科は少ないため、短い期間でしたが非常に貴重な時間を過ごせたと思います。
 具体的には関節リウマチやIgG4関連疾患、強皮症、掌蹠膿疱症性骨関節炎など多岐に渡る疾患を経験することができました。また、ステロイドの使い方など他科においても必要な知識も学ぶことができました。医科研病院は私がこれまで勤めてきた病院と比較して、科の垣根が低く、比較的他科にコンサルトしやすい病院であると思います。救急外来はなく、担当する患者数もそれほど多くないため、臨床業務に忙殺されることはなく、非常にゆとりのある時間を過ごすことができました。その分の時間を臨床業務以外の時間に充てることができ、半年間の間で内科学会地方会の発表や昨年度から執筆していた症例報告の論文作成なども行うことができました。現行の内科専門医制度では多岐にわたる診療科の症例の経験が必要です。医科研病院は短期間の研修も受け入れているそうなので、膠原病症例の経験のために一度ご検討いただければと思います。



吉田 龍太郎 先生(アレルギー免疫科 内科研修医)
「医科研病院での研修」



 当院アレルギー免疫科を研修させて頂いております、卒後3年目、後期研修1年目の吉田 龍太朗と申します。初期研修中に総合内科医に出会い、出身地である東北では医師が少なく総合内科医の能力が求められると考え、後期研修では内科知識をさらに深く身に付けたいと思いました。医科研病院では、リウマチ・膠原病領域の専門性の高い疾患に対する最新治療を実臨床で経験することが出来ます。一般的な市中病院ではこの分野の症例はあまり多くはなく、なかには専門診療科がないため最後まで自分で診療することが出来ないこともあるかと思います。当院では、他院からの紹介など多様な症例が集まり、初期診療から専門性の高い治療までを学ぶことが出来ます。また指導医の先生方は各領域の研究をされており、第一線で活躍されている先生方から直接、最新の知見や情報を学ぶことが出来るのも魅力のひとつです。私のような幅広く内科を学びたいと考えている者にとっては、リウマチ・膠原病を疑った際にどのような鑑別を挙げ、どのような検査が必要かなどを学ぶことが出来る良い環境ですし、また、この分野に進みたいと考えている方にとっても、難治症例の治療などを深く学ぶことが出来る充実した環境だと思います。