川口 寧

1967年 東京生まれ
趣味:酒を飲むこと
   スポーツ全般(特にスキー、野球)

   5つの研究室を渡り歩いた後、2005年7月より本研究室を主催させていただいております。若い学生達やポスドクと、わいわい・がやがやと研究を楽しんでおります(苦労も多少ありますが・・・)。

   我々は最近、生きた感染細胞におけるヘルペスウイルス粒子の動態や成熟過程を光学顕微鏡で解析することに成功しました。驚くべきことに、生細胞での観察結果と、従来行われていた固定された細胞での観察結果は、著しく異なる場合があることが明らかになってきました。現在我々の研究室では、従来のウイルス学の常識を覆すべく、レーザーが交錯する小さな暗室の中で、生きた感染細胞のイメージングが日々行われております。また、我々が独自に開発した「大腸菌遺伝学を利用したウイルス改変系」と、最新の分子生物学的手法を効率よく組み合わせることによって、「ウイルスが如何に増えるか?」といった単純ですが奥の深い命題に、私を含めた若い学生達がチャレンジしております。我々の研究に興味がある方は、一度遊びに来てください(2005年11月1日)。
経歴

1992年 東京大学農学部獣医学科卒業
1995年 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了
1995年 シカゴ大学博士研究員(Bernard Roizman研究室)
1997年 東京医科歯科大学難治疾患研究所細胞制御分野・助手
1999年 同 講師
2000年 同 助教授(平井莞二研究室、山梨裕司研究室)
2002年 名古屋大学大学院医学系研究科ウイルス学分野・助教授(西山幸廣研究室)
2005年 東京大学医科学研究所感染症国際研究センター感染制御部門・助教授(現職)

1993年 日本学術振興会特別研究員
1996年 日本学術振興会海外特別研究員
2002年 科学技術振興機構・戦略的創造研究推進事業(PRESTO)「生体と制御」領域・研究者(兼任)

受賞

1994年9月 日本獣医学会獣医学奨励賞
2001年11月 日本ウイルス学会杉浦奨励賞

Editorial Board

2005年1月- Virus Research