著者:中村祐輔 著者:中村雅美(日本経済新聞編集委員) 発刊:2001/02/26 出版社:講談社 定価(税込):1,680円 内容紹介:DNA=生命の設計図は、人体を構成する60兆の細胞ひとつひとつに埋め込まれた小宇宙。そこに刻まれた遺伝情報=ゲノムの解明は、医療に画期的な発展をもたらす一方、人間が生命を操作することによる危険性をもはらむ。ゲノム研究の恩恵は人類の共有財産なのか、一握りの勝者のものなのか。巨大な医薬品産業界を中心に世界規模で繰り広げられるゲノム戦争。はたして日本は勝ち残ることができるか!?
[目次] 序章 応用段階に入るヒトゲノム研究 第1章 遺伝子が支配する21世紀〜なぜ世界はゲノムに注目するのか 第2章 ゲノム戦争最前線〜新時代の金鉱を手にするのは誰か 第3章 夢の治療法・オーダーメイド医療の可能性〜間近にきている新しい医療の姿 第4章 日本はゲノム競争に勝ち残れる 第5章 ゲノムテクノロジーの光と陰〜ゲノム情報が社会に及ぼす影響 第6章 遺伝子組み替え作物をめぐる攻防〜欧米企業がねらう世界の農業支配 第7章 ゲノムの世紀を生きる あとがき