著者:中村祐輔 発刊:1996/11 出版社:PHP研究所 定価(税込):693円 内容紹介(「BOOK」データベースより): がん、高血圧、糖尿病…これらの病気の発症は、生まれながらにもつ個人の遺伝子やDNAによって決められているのか。 ヒトゲノム計画によって解析が進むわれわれの生命設計図。 この設計図に書き込まれた遺伝情報を調べることによって、将来起こりうる病気を予知・予防しようとする試みが遺伝子診断である。 病気や治療について、これまでの常識を大きく覆す遺伝子医療の世界を、がん遺伝子研究の権威である著者が平易に解説する。
[目次] 第1章 遺伝子とゲノム—「生命の設計図」の神秘 第2章 病気と遺伝子—「生命の設計図」にできた傷 第3章 がん遺伝子とがん抑制遺伝子—がん細胞はなぜできるのか 第4章 遺伝子診断の可能性—いま遺伝子で何がわかるか 第5章 遺伝子診断は諸刃の刃か—「予知・予防」医療社会への課題