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新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告

派遣研究者: 千葉大学大学院医学研究院細胞分子医学 岩間 厚志
訪問先: Heidelberg大学血液内科 Anthony Ho教授
期 間: H29年 2月15-19日(5日間)
目 的: 研究班との連携の強化と加齢造血幹細胞のエピジェネティック解析に関わる共同研究の推進
 本領域総括班員であり評価委員のAnthony Ho教授はEUのエイジングに関するシステム医学研究 "SyStemAge"(http://systemage.eu/)の領域代表です。"SyStemAge"は国際活動支援の連携先の一つでもあり、今回私は、本研究領域と"SyStemAge"の連携強化のためにハイデルベルグ大学のHo教授を訪問いたしました。Ho教授は血液内科の教授であるとともに、主に血液腫瘍や移植患者の臨床検体を用いたエイジング研究を精力的に行っております。特に、"SyStemAge"研究においては、正常人各種血液細胞分画を用いたメタボローム解析をEMBLのAnne-Claude Gavin博士と進めており、加齢に伴うメタボライトの特性変化を明らかにしつつあります。また、加齢関連造血器腫瘍のメタボローム解析も進められています。
 ハイデルベルグ大学には多くの生物系研究所があり、ドイツがん研究所もキャンパス内にあり世界的に有名な幹細胞研究者やエイジング研究者がおられます。Mchael Milsom博士, Marieke Essers博士など、いくつかの研究室を訪問し、情報交換を行うとともに、セミナーもさせていただきました。また、有名なEMBLも近くにあり、EMBLのAnne-Claude Gavin博士の研究室を訪問いたしました。
 Ho教授には当領域の総括班評価委員として有益なアドバイスをいただいております。今後も連携を深めていきたいと思います。
新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告 新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告
写真(左): Anthony Ho教授とハイデルベルグのホテルで。
写真(右): セミナー