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新学術領域「幹細胞老化と疾患」国際活動支援 派遣報告

訪問者:大阪大学 生命機能研究科 高岡勝吉
訪問先:ドイツ マックスプランク研究所 減数分裂部門
期 間:7月5日(現在滞在中)-8月26日(帰国予定)(約2ヶ月)
目 的:高岡が本領域で推進する「老化卵子」の研究分野の第一人者であるMelina Schuh博士の研究室で、
    実験手技の習得及び情報交換を行うため。
 現在、滞在している研究室を主宰しているMelina Schuh博士は、マウスやヒトの卵子の減数分裂の研究の第一人者であり、さらに最近では老化の研究も精力的に行っている新進気鋭の世界的な研究者の一人です。本領域で高岡が進めてきた「老化卵子」の研究をさらにすすめるために必須な、「卵子へのmRNAの導入法」、「高効率な卵子の培養法」、さらに「卵子の高速高解像度ライブイメージング法」の実験技術を習得するという目的で、Schuh博士の研究室にお世話になっています。
さらに、Schuh博士のご厚意で、研究室の進捗状況の報告セミナーにも参加させていただいております。セミナーでは、エキサイティングな未発表データに驚くばかりで、かつ非常に活発な意見交換にもまれ、貴重な経験をしています。
また、これまで2ヶ月という長期間、海外に滞在したことがなく、今回の滞在は刺激的な毎日の連続です。特に、日本とは全く違った研究スタイルにも触れることができ、自分の研究生活の幅が少し広がったかなとも思います。
以上のように、今回の訪問で習得した最先端の実験技術が本研究の推進をさらに進めるだけでなく、海外の研究スタイルに触れたという経験は、僕の今後の研究人生に非常に有意義なものとなっています。このような貴重な機会を与えてくださり本当にありがとうございます。
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