2012年2月2日から4日まで、長崎県の伊王島にて感染症若手フォーラムが開催されました。
こちらは文部科学省最先端研究基盤事業の「新興・再興感染症の克服に向けた研究環境整備」に関連するもので、
感染遺伝学分野からは赤司助教、大学院生の山川さんと村上君が参加いたしました。
以下、各人のコメントです。

赤司コメント:
"若手"の年齢制限がないのが驚きでしたが、親しみやすく楽しかったです。
いろんな分野の先生がたから参考意見もいただきたいへんありがたかったです。

山川コメント:
2/2~2/4にかけて,感染症若手フォーラムへ参加してきました.
開催場所は,長崎県の伊王島でした(リゾート地だそうです).
温かい場所というイメージとは裏腹に,あいにくの寒波により,最初の2日間は雪模様でした.
そんな中,初日から計41名が口頭発表およびポスター発表を行いました.
感染遺伝学分野からは,私が“ヒトTLR4多型の細胞表面における発現および応答性”,
赤司先生が“MD-1は抗リン脂質抗体産生を制御している”というタイトルで発表をして参りました.
感染症フォーラムというだけあって,周りの方々はインフルエンザウイルスやマラリア原虫,
エンテロウイルスなどといった特定の病原体について研究されている方が多かったです.
興味深かったのは,インフォマティクスで結合様式を予測していた方や,
アフリカへのフィールドワークにより感染症撲滅のために必要だとわかったことを発表されていた方など,
幅広い角度から研究されている方々が一堂に会していたことでした.
研究手法の異なる研究者が集まっていたせいか,質疑応答が活発に行われた印象もありました.
今回のように,自分の研究分野から飛び出した場で発表してみることも,
異なる考え方を聞くことができて有意義だと感じました.

村上コメント:
 2月2~4日の間、長崎県伊王島にて、感染症若手フォーラムに参加してきました。
普段、接することのないマラリア、インフルエンザ、デング熱といった病原体に関する基礎研究や
アフリカを中心に発生がみられる感染症について地域住民参加型のフィールドワークまで幅広い演題が出されました。
もっとも印象に残ったのは、質疑応答の時間です。
どの演題においても、 活発な議論がなされたため、時間が足らず、座長が強制終了する場面が多くみられました。
このような、若手研究者同士の歯に衣着せない意見のやり取りは、
当事者だけでなく参加したメンバーすべてに良い影響があったと思います。
 懇親会やチーム対抗のボーリング大会もあり、参加者同士の今後のつながりを深めてくれる催しでした。
今後も、このような素晴らしい集まりが続いていくことを願っています。

 
ポスター
ポスターの前で撮影。