さくらサイエンスプラン 中国訪日団 来訪

2018107日〜13日

訪問者

中国科学院微生物研究所9名
中国科学院北京生命科学研究院3名   計12名


科学技術振興機構(JST)の日本・アジア青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプラン」を利用して、中国から若手研究者12名が2018年10月7日(日)から7日間の日程で医科学研究所に来訪されました。来訪者は、中国科学院微生物研究所9名、中国科学院北京生命科学研究院より3名の計12名でした。

到着翌日は、日本科学未来館を訪れ、ロボット、地球環境、宇宙についてなど、最新の科学技術を体感しました。
10月9日朝から医科研を訪れた一行は、所長室にて村上所長、川口寧副所長、井上純一郎教授、林光江特任教授らと懇談、その後所内見学として、先ずバイオバンク・ジャパンを訪れ、森崎特任教授からその施設や運営方法について説明を受け、血清バンクと組織バンクを見学しました。
午後より感染症Workshopに参加し、中国の若手研究者3名も研究発表を行いました。参加者が80名を超える盛会なものとなりました。
10月10日は、医学系研究科生体構造学分野を訪れ、吉川雅英教授より研究・クライオ電顕拠点について紹介をいただき、クライオ電子顕微鏡など施設の見学、意見交換を行いました。
午後より医科研の施設見学として、近代医科学記念館を見学し、スーパーコンピューター室では、山口類講師から、施設とプロジェクトの紹介を受けました。その後、河岡研究室P3施設を今井正樹准教授、岩附研子助教にご案内・ご説明をいただき、MucoRice栽培施設にて、鹿島光司研究員にご説明をいただきました。
10月11日は、国立感染症研究所を訪問、研究所の概要について説明をいただき、エイズ研究センターの施設を見学しました。午後は感染病理部を訪問し、来訪者各自、自己紹介と各自の研究についてプレゼンテーションを行いました。
10月12日に一行は、オリックス株式会社への企業訪問を行い、オリックスの中国における活動と今後の展望について意見交換をした後、AMEDの岩本愛吉先生を訪問しました。ここでもこれまでの中国との関りとその歴史について説明を受けました。

今後益々相互に訪問する機会が増え、日本と中国における若手研究者の親交がさらに深められることを期待しています。